かりんをジャムにすると赤くなる
南アルプス市は、いくつかの町村が集まって合併したのだが、私の地域はもとは白根町という町になる。この白根の木が実はかりんだったりする。
かりん(花梨)の産地としては長野の諏訪地方が有名だったりするが、
諏訪周辺で栽培されているのは、かりんの仲間のマルメロであることが多い。
かりんは肌がすべすべだが、マルメロは皮に毛がついているのだ。
それはともかく、ここらへんでは秋の終わりにかけて、
かりんがまっ黄色に色づきあちこちでごろごろしている。
昔は加工用に結構な量が取引されていたようだが、
今はもったいないくらいあちこちで収穫もされずに落ちているのだ。
かりんは、咳止めやのどに効能があるとして、古くから珍重されているのにである。
我々がこんなもったいない事をほおって置けるわけが無いではないか。
おりしも、ゆず茶と同じタイプのかりんハチミツもあると聞く。
これは作らねばと、かりんを50kほど用意した。